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大腸に食い込む「音」を求めて・・・

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Return of the Rock 'n' Roll Hero

でででででででで、出たあ!!!わあああああ!!!

ついに出ちゃったじゃないですか、Chinese Democracy!!!!!!ちょ、ちょっと待って下さい。落ち着きましょう。落ち着けん!!!このタイトルを聞いてからもう9年近く経つんですよね。9年ですよ。いつも「ついにGNRが再始動!」とかいうガセネタに踊らされて早9年!最後の方はもうどうでも良くなってましたね正直言って。でも出ちゃったじゃないですか!良いんですか?これ、良いんですか???

ほおおお。落ち着こうと思っても落ち着けないです。

まずは、感想です!最初の感想。あれ?正直「全く」期待していなかったけど、かなりイイジャン。いや。なんか聞くたびにどんどん良くなって行くぞ?なんかやっぱりアクセルの声を聞くだけで満足ですよね。いや!それだけじゃない!普通に作品として良い。しっかし、アクセルよく出したよなあ。本当に勇気ある行為だと思います。あれだけ話がでかくなって、存在も偶像化されて行く中で、よくぞ現役でアルバムを出したよなあ、と思います。だってアルバムを出さなかったら過去の栄光をずっと引きずることが出来たわけですもんね。でもアクセルは敢えて前に進むことを選んだって事ですよね。凄いですよこれ、絶対に普通じゃ出来ないですよ。こういう立場に立ってしまった人間が出来るわざじゃ無いですよ。

GNRは個性的なメンバーの集まりで、そこで生まれるケミストリーにこそマジックがあったと思います。だからこの前来日した「GNR」を見た時は大きな疑問が残りました。以前このブログにも書きましたけど。でもこのアルバムを聴いてなんか見方がすごく変わりました。17年間でしたっけ?沈黙を破ってこのアルバムは出てきたわけですけど、この17年間って本当に僕らGNRの根っからのファンにとっては重いですよねえ。いや、マジで重いです!この17年間に僕らの青春が詰まっているんですよ。GNRに「引火」され爆発したロックンロール熱。僕の年代のひとならみんな同じような思いで青春を過ごした事でしょう。80年代終わりから90年代の始まりにかけて疾走したロックンロール。エルビスのハートブレイクホテルから始まり、進化し続けてきたロックンロールがラストスパートをかけて、爆発し、燃え尽きた時期ですよね。GNRは正にロックンロールの歴史の集大成だったんですよ。少なくとも僕らにとっては。そしてそれからグランジが現れ、ラウドロック、ミクスチャー系が現れ、Radioheadとかが現れ(すいません。Radioheadについての知識、あまりないです)、ロックンロールは細分化し、様々な形へと昇華されていきました。しかし、ロックンロールがもつ興奮、そしてくだらなさ、バカさ、無意味さはGNRを最後に消えて行ったように感じます。自分たちの世代にとってはこの興奮やバカバカしさこそが最も大切なものだったように思えます。

グランジの栄枯盛衰、様々な分野への細分化。これをアクセルはどんな気持ちで眺めていたんだろう?と思います。このような「熱い」ロックンロールを再建するために最も頑張ったバンドはBuckcherryであると思います。ボーカルのJoshua Toddは言ってました。グランジとかがはやっていた時期はマジでブッキングするのさえも難しかった。本当に大変な時代だったよ、と。そうだったろうな、と心底思います。Buckcherry にしても Backyard Babies にしてもこういう古き良きロックンロールを再建しようとしている強い信念を僕は感じます。しかし、アクセルはずっと黙ったままだった。どんな気持ちでこの時代を過ごしていたんだろうなあ?

アクセルがインダストリアル系のサウンドやヒップホップなどを積極的に取り入れているのは、何となく知らされていました。だからBuckcherryのような「葛藤」は無かったのかな?とか思いましたね。古き良きロックンロールに縛られず、新しい波にアクセルは乗ろうとしているのかな?と思っていました。しかし、一方でアペタイト時代への憧憬も強く感じました。アクセルは一体何がしたいのか!?とずっとずっと思っていました。

Zakk Wylde などはGNRのよく分からない動きに耐えられなくなり、ダフなどに直接再結成をするように促していたようです。インタビューでも何回もGNR再結成を訴えていましたよね。あの時代のロックンローに燃えた人たちならばみんな複雑な思いをロックンロールに対して抱き、GNRに対しても抱いていたんじゃないでしょうか?「また熱いロックンロールがしたい。でも出来ない。もっと新しいものを積極的に取り入れて行くべきなのかな?でもあの時の思い出が忘れられないよなあ」みたいな感じで。

グランジからミクスチャー系、そんな動きがありましたが、今って何が流行っているのか分からないですよね。多分ロックンロールの一連の進化のごたごたが一段落付いたんですかね?そんなところでいきなり発表された今回の新譜!これには本当に参りました。

アクセルは新しい「サウンド」を積極的に取り入れています。これはノスタルジックな作品ではありません。でもアクセルが歌うと、ロックンロールの本質がまぎれも無くそこに体現されているんですよね。これはロックンロール以外の何ものでもない。逆にアクセルはグランジ以降のすべてをここに盛り込んでいるからこそ、「現在」という時間においても我々はノスタルジックな意味ではなく、「いま・ここで」ロックンロールを体感できるような気がします。前回の作品ではGNRはどんどん膨張して行き、「もののけ姫」のシシガミの様に巨大なものになってしまっていました。GNRというビッグバンの後には様々な形でそれが体現されて行ったように思います。でも17年という年月をかけて、アクセルは見事これをもう一度GNRというロックンロールバンドに吸収し、2008年という現代においてもあの時の興奮を我々に提供したんだな、と思いました。自分にとっては本当に重いアルバムです。

僕はBuckcherryやSilvertideが大好きです。彼らのロック魂に強く感動します。彼らは古き良きロックンロールを再現する事に賭けています。僕たちが彼らの音を聞くと応援したくなるのです。一方、Chinese Democracy はなんか違う形でロックしています。古くも良くもないです。新しく、下品です。でも、今ここで燃えさせてくれる何かを感じます。アクセルっていつもこういう役目を果たしてますよねえ。ある意味マジでロックンローラー。今回の作品、凄いです。GNRが健在で良かった、という安心感ではなくて、アクセルの凄さにまたビックリさせられたという感じです。

以上が僕の勝手な妄想ですが、本当の所はどうだったんでしょう?ただ単にうつ状態だったから17年間作らなかったのか?それともただ面倒くさかったから?でも、大げさなようですけど、このアルバムが発表された事によって、本当にあの時代のロックンロールに囚われていた世代はようやく、変な呪縛からちょっと解き放たれたような気がします。
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