Gut Busters

大腸に食い込む「音」を求めて・・・

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Feelin' Delta

前回の続き(?)です!まったく続いてないけど。

私ブルーズを聴くんですけど、ブルーズと言っても色々あるんですよね。そのなかでもDelta Blues というものが一番好きです。これはブルーズの中でも一番原始的なもので、1920年くらいのものだと思います。要するにアコギで伴奏をしながら歌うスタイルです。完璧にソロです。弾き語りの原型みたいなものですかね?今の弾き語りとは全く違いますが(笑)。

私、このDelta Bluesを前から気になっていたのですが、Lightnin' Hopkins の Mojo Hand というかなりインパクトの強いアルバムで探求が止まっていました。「まあ、この辺でいいか」という感じで落ち着いていました。ところがどっこい!3年前に驚くべき出会いがありました。以前も紹介した孤高のギター職人「背徳の親指」ことSinful Thumb氏が私にとんでもないアルバムを貸してくれました。その名も Son House!!!もうこれにはぶったまげました!枯れた音でワイルドに奏でられるスライドギター。それとともにうねりにうねりまくるボーカル。これぞ正に僕の求めていたブルーズだ!いやあ、本当にLittle Richard 以来の衝撃でしたね。

その後親指氏からは色々とアルバムを借りているのですが、全部ゴムボール!ゴムボールについてなんでここまでゴムボールなものに対する嗅覚がこの人は優れているのか?ずっと不思議でした。

最近その謎が解明したのです。それは親指氏の「生育歴」にありました。やっぱり育ちがいいと、発育の予後が違います。親指氏はいわゆるブルーズサラブレットだったのです!要するに生まれた時から「先」を行っていたのです!以下のエピソードを聴いて彼がサラブレットだったことを知りました。

親指氏のお父様はザ・職人なのですが、腕は天下一品!しかし、それ以上にブルージーなフィーリングがその血に流れているのです!そのお父様なのですが、よく外国のクライエントからのオーダーが入るそうです。親指氏いわく、「もちろん」お父様は英語が全然しゃべれないらしいです。しかし!しかーし!本当のブルーズマンはそんな事全然関係ない!クライエントは英語、お父様は日本語でしゃべっているらしい。これだけでもファンキーですけど、これだけじゃないんです!親指氏曰く、お父さんは外人と日本語でコミュニケーションしているとき、ちょっと「なんちゃって英語なまり」でそれっぽく日本語をしゃべっているらしい!That's Blues!!!

いやあ、生まれた時からこんだけブルージーな空気にさらされていれば嗅覚も鋭くなるわな、と妙に納得してしまいました。
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Delta on my mind

こんにちは!みなさんはブルーズ好きですか?私は大好きです。ん?好きなのかな?好きというより、何となく聴いてしまうという方が合っているのでしょうか?ブルーズってどの曲聴いても全部同じなんですよね。ちなみに私は1998年に友達の家を訪ねてアメリカのブルーズ多発地区、セントルイスに行ってきました。もうどこのラジオをかけてもブルーズとカントリーしかやっていない!しかも、どこのライブハウス行ってもブルーズしかやっていない!最初の夜は、超ビッグな肝っ玉母ちゃん風の黒人おばさんボーカルを観ました。観ているだけでも圧倒されたのですが、その彼女がステージから降りて来て私の前でクネクネと歌いながら頭を超なでられたというかいじられたというか、されたんですよ。いやあ、すげー怖かったです!でもその後に色々話してすげー楽しかった。

翌日にそのおばちゃんに会いにいったら、その日はライブ自体が終わっていて、前歯の無い樽のような黒人の酔っぱらいおっちゃんしかいませんでした。いきなりそのおっちゃんが絡んで来て、色々話しかけて来るんですよ。超スラングばかりだし、前歯も無いのでセンテンスが理解不能!いきなり「おう!にいちゃんギター弾くのか?今度俺のステージで弾いてもらうからな!」とか言われました。なぜ自分がギターを弾くのか分かったのか?適当言っていたのか?「カントリーもロックもジャズもやらん!俺はブルーズマンや!!」などといきなり叫び始めて、「やべー!この人やベー!」とうぶな私たちは脱出体勢に入っておりました。そうしたら、BGMで流れていたブルーズに合わせて、おもむろにポケットからハーモニカを取り出して、ブルーズを吹き始めたんですよ。もうぶったまげました!今まで聴いた中で一番ぶっとく、ワイルドなハーモニカでした!もうこの音を聴いちゃったらステージに上がるしかない!と思いましたね。後日このおっちゃんのライブに行ったら、いきなりステージに上げられました。「お前のコードはなんだ?」と聴かれたから、適当に「Eっす!」と答えると「お前のEは俺のAだ!」とかブルージーなことを言われ、突然演奏は始まりました。僕も適当に弾き始めたら、超面白かったです!その後に、「おいあんちゃん、ツアー行くぞツアー!」とか言われたんで「来週日本に帰っちゃうんですけど」と伝えるとFだのBだの下品な言葉をわめき散らされました。「これはとっとけ」と言われて、おっちゃんのミニハーモニカをお土産にもらいました。それとおっちゃんの住所の書いた紙ももらいました。あんなおっちゃんなのに妙に字が奇麗なのは意味不明でした。

おっちゃんのミニハーモニカとサイン入りの住所(ペーパーナプキンに書いてある)は、私が作った巾着袋に入れ、私のお守りMojoとしてギターケースにしまってあります。ちなみにおっちゃんの名前はArthur Williams またの名をMississippiというらしいです。すげー人でした。ネットで検索したらおっちゃんのCDが出てきました!

Arthur Williams


あ!今日は別の事を書こうと思ったのに!またDelta Part 2 で書きます!

Many Many Thanx!!!

大変遅れてしまって申し訳ないですが、先日は日曜日の夜というキツい時間にも関わらず、我々Gombo Rhythm のライブに足を運んで下さった皆様、本当にありがとうございました!そして、対バンの方々もすごいカッコいい音楽をありがとうございました!またご一緒させていただきたいです。

すごい良いライブで、頭も心も真っ白になりました!と言いたい所なのですが、中々そうは行かないのがロックンロールの神秘ですよね。なんか、自分たちで曲を書いて、自分たちでその空間を創り出す作業って、僕はいつも改善したい部分が残ります。悪い意味ではなくて、いつも「もっともっと」と思ってしまうし、うまく出来なかった所ばかりに目がいってしまいます。RIPもブログに書いていましたが、本当に It's a long way to the top, if you wanna Rock 'n' Roll です。ロックをやるたびに、ライブをやるたびに、「ああ。本当にまだまだだな」と幻滅します。それも必要なことなんですかね?

ちなみにAngus Young はインタビューにおきまして「一昨日のライブはいかがでしたか?」ときかれて、Bad! と答え、「昨日のライブは?」ではBadder!、今日のライブにおいてはBaddest!!!と答えたらしいです。あんな凄いライブをやっても満足できないんだ。恐ろしいなロックンロールの迷路(アンガスの英語力も恐ろしいですけど)。でもだからこそ続けられるのかな?

精進して、いつかはカッコいいロックンロールが出来るようになりたいっす!!!教えてロックンロールの神様!!!



Rock 'n' Roll Inferiority

ネットが発達した今、昔の友達とコンタクトが取れるようになりました。皆さんも昔の同級生などと再び接触を持てるようになったのではないでしょうか?先日、facebookというmixiみたいなやつで中学高校と同級生だったオーストラリア人と久々にネット上で再会(?)しました。友達といえる程仲が良かったわけではないのですが、同じクラスが多かったから、そこそこ話はしたようなしないような、曖昧な記憶だけが残っております。

彼女は金髪でかなり美人、性格も明るくて正に輝いている存在です。彼女のアルバムなどを見てみると、正に人生を謳歌しているというか。本当に楽しそうなんですよ!根っから明るくて、人生をフルに謳歌するのがオーストラリアという風土なのでしょうか?AC/DCもオーストラリアだし。でもなんかその写真を見た瞬間、「ああ、完敗です」と感じました。皮肉でも何でもなく、そう感じたんですよねえ。なんかまぶしいくらいに輝いているというか、「ここはアウェイや、魂のアウェイや」と心の中で叫びました。

そんな事があった直後に再び久々、Ozzy OsbourneのLive & Loud を観ました。これまた人生をフルに生ききっている男たちが豪快に時代を駆け抜けて行く感がギンギンに伝わってきて、「どうせ俺はZakkにはなれなかったよ!酒も飲めないし!」とか、やたら被害妄想ばかりがどんどん膨らんで行きました。

高校時代は周りが外国人だらけで、ギターもうまい奴が死ぬ程いました(ちょっと大げさ)。その頃からずっと感じていたのですが、なんか、絶対に越えられない「壁」があるんですよね。僕のような歌謡曲で育ち、ロックという文化を後天的に覚えた人種はなにか、外国人(大ざっぱな分類ですみません)が持っているグルーブ感が体に染み付いてないんですよね。それがくやしくてくやしくて、無理な猛練習を続けていたら腱鞘炎になりました(汗)。

なんなんでしょう、このロックにまつわる外人への猛烈な劣等感???ロックだけじゃないか、「人生をエンジョイする事」かな?なんかむしろ最近はこの劣等感自体を楽しめるようになってきたのですが。しかし、謎は深まるばかり。うーん。うーん。

なんか、そういうのがくやしくて、ロックも初めて、ライブもやって、かっこいい男を目指してきたのですが。目指せば目指すほど劣等感は深まって行くというか。やっぱりディープだなあ、ロックの世界。

ロックをやっている他の皆さんはいかがですか?この辺りに関して???

Rock 'n' Roll Longevity

1ヶ月くらい前にショーン・ペン監督の Into the Wild というロード・ムービー(?)を観ました。「すべてを捨てて自分探しに出た青年」という宣伝に惹かれて、ワクワクして観に行きました。簡単な要約は以下の通りです。

超勝ち組の青年クリスは物質世界に嫌気がさし、全部の貯金(250万円くらい)をすべて寄付し、身分証明書も全部燃やし、無一文で旅に出ます。外的な要因に頼らず、自分の力で生きて行く超過酷&ロマンチックな「自分実験」。2年間の旅では色んなファンキーな出会いがあり、彼は様々な人生の真理を発見して行きます。「誰もが一度は自分を試すべきだ!」、「実際に力強い事が大切なのではなく、力強いと感じる事が大切なんだ!」という名言を日記に綴って行きます。彼は皆の反対には耳を貸さず、アメリカの最北、アラスカを目指します。そしてアラスカの中でも最北を目指します。なぜ北なのかはよく分かりません。意志の強さの象徴?人っ子一人いない大自然のど真ん中で捨てられたバスを発見し、彼はそこで「偽りの自分を完全に破壊する実験」を始めます。僕はこの時「破壊」という言葉にイヤな予感がしたのですが。彼はそこで完全な自給自足の生活を始めます。ショットガンで狩りをして、食料にし、完全に自分の力で生きる毎日を送ります。そこで彼は「これだ!これだ!」と感じ、ついに自分の求めていた物の究極形を手に入れた、と日記に綴ります。「実験」に満足した彼は来た道を引き返し、人間界に戻ろうとします。しかし、来た時に渡った小川が氾濫しており、引き返せなくなります。そこでもう一度バスに戻るのですが、彼はそこで始めて孤独と恐怖を味わいます。皮肉な事にその季節になると狩猟の対象になっていた動物たちも姿を見せなくなり、彼は飢餓状態に陥ります。肉を諦めた彼は植物図鑑を片手に野草を採取し、ワイルドポテトなるものを食べます。翌日になると彼は体調がおかしいのに気づき、図鑑をもう一度読み直します。そうすると、彼が食べてしまったのは食べられるものと見分けがつかない毒のイモだったことを知ります。彼は打ちひしがれ、絶望します。その後は嘔吐と下痢の連続で、クリスはどんどん衰弱していき、最後はバスの中で死んでしまいます。彼が最後に書き綴ったものは、「幸せとは他者と共有した時にこそ現実になる」というものでした。

僕が映画を見たときはリサーチ不足で知らなかったのですが、これは実際の話で、クリスの遺体は2週間後ハンターに発見されます。これが更にショッキングでした。

この映画を見て次のように思いました。世界は虚飾に満ちていて、それを超越しようとするロマンティシズムは「超熱い」。そしてそれを実行したクリスの強靭さと勇気は伝説になっても良いくらい凄いものだと思った。アメリカの思想家ソローも自分を実験するために、2年間森で自給自足の生活をしますが、クリスの「蛮勇」はこれに勝る激しさを持っています。自分もこういうのに憧れた時期もあったけど、おっちょこちょいでバカ、しかも臆病だからとてもじゃないけど出来なかった。だからクリスはある意味英雄だと思います。

しかし!しかし!なんか正直な感想としては、どんだけ英雄的な人生でも死んだら終わりだな、と感じました。ああ、俺も年を取ったなあ、と痛感しました。自分はどんなにダメダメでも格好わるくても、生きていたい、長生きしたい、と思いました。いやあ、こんな崇高な映画を観せてもらったのにこんなにしょうもない結論に至ってしまいました。僕は虚飾に満ちた人生を生きるより、死ぬ方が怖いっす!!!死にたくないっす!!!

そこでふと思ったのですが、自分の好きなロックンローラーってみんな死なないなあ、長生きだなあ、と思いました。ロックンローラーは「太く短く、破天荒」な人生を歩むものと一般的には思われていると認識しています。でもそれはデカダンスチックなロックンローラーの一派であって、もっと「バカで情けないのに、やたら図々しく、しぶとい」派はむしろ「そこそこ太く、やたら長い」人生のみならず、現役時代を送っているように思います。

古い順番から行きますと、「悪魔に魂を売った男」(マジで?)Robert Johnson が28歳で毒殺されたのに対して、本家Son House は本業牧師を続けながらデルタブルーズで生涯現役!超長生きで、死因は「老衰」。ロックンロールの「キング」エルビス・プレスリーは晩年激太りで、若くして死んで行くのに対し、ロックンロールの「皇帝」リトルリチャードは、80歳になろうとしている今もなぜか現役。しかも途中で牧師の資格まで取っているし。

その後ロックンロールってものすごい発展をし、その栄枯盛衰の中で様々なひとが消えて行ったり、死んで行ったりするけれど、常に同じ事しかやらないThe Rolling Stones, ZZ Top, AC/DC などは相変わらず現役です。同じ世代のロッカーが結構死んで行ったりしてしまう中でも、Guns 'n Roses のオリジナルメンバーはみんな健在ですしね。バンドは意地を張って一緒にやらないですけど。

花火のようにパッと華やかに散る人生もカッコいいですよね。でもいつまでも渋とく、周りからうざがられてもずっと生きている人生。そんな、人生を歩みたいな、と思いました。うわー、超長く書いてしまった。

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大腸に食い込むクオーターチョーキングを探求するギタリストです。

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