Gut Busters

大腸に食い込む「音」を求めて・・・

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Rock 'n' Roll における "Roll" とは?

大分まえだと思うのですが、どこかの音楽雑誌でThe Rolling Stones ギタリスト、Keith Richards のイカしたインタビューを読みました。正確ではないのですが、こんな事を言っていました。

「最近の奴らはロック、ロックばかり言うけど一体ロールはどこに行っちゃったんだい?」

この記事を読んだ瞬間、私は魂のツボを押されたようなエクスタシーを味わいました。「そうそう!僕はそれが言いたかったんだよ!最近の音楽に欠けていたものはロールだったんだなあ!」理性ではちゃんとそれが処理しきれていなかったのですが、私のハートはガッチリつかまれました。今回は Rock 'n' Roll における、"Roll"について私なりの意見を書いてみたいと思います。

ギタリストとして私が感じるのですが、いわゆる近代のロックの特徴は音の重さと、音の歪み具合にあると思います。ロックの中で「激しさ」を追求すると重低音がものすごく強調されたり、ギターのディストーション(音の歪み)が強くなったりします。その結果、より音が詰め込まれ「音の壁」状態になって行くような気がします。そのような激しいロックを聴いている時、私はなにかカタルシスのようなものを得ます。実際に激しい音楽が大好きだった16歳の頃までは重さ、歪み、速弾きが私は大好きでした。音が詰まっていれば詰まっているほど良い!という考え方を私はしていました。

そんなある日Heavy MetalバンドMegadethのギタリスト、マーティー・フリードマンは以下のようなことを言っていました。

「AC/DCのHighway To Hellというアルバムがあるんだけど、ギターのディストーションがほとんどかかっていないのに、ものすごくパワフルなんだ!」

「え?そんな事があるの?」と私はビックリしましたが、早速AC/DCを聴いてみました。

ぶっ飛びました!!!

「確かに、ギターの音はディストーションがほとんどかかっておらず、限りなくクリーンだ。しかも、音も詰め込んであるというか、むしろ「間」が多い。だけど、この疾走感、ドライブ感、そして音の厚みはどうしたことだろう?」当時の私にとってはこの現象が不思議でたまりませんでした。「音の壁」至上主義であった当時の私にはこのからくりが全く分からなかったのです。しかもAC/DCの場合は、音の「間」に一番ノックアウトされるんですよね。メタルのようにズトーンという(こんな音しないか、笑)、重低音が鳴った時にみぞおちがやられるというよりも、何も音が鳴っていない時に「大腸がくすぐられる」という感じなのです。

そして最も驚きなのが、どんなにテンポが速いメタルの曲よりもAC/DCの曲は実測値のテンポが遅いにも関わらず、いわゆる「体感速度」が速いのです。テンポが200くらいあるバリバリのメタルの曲より、テンポが140くらいでギターも全然歪んでいないAC/DCの曲の方がドライブ感があるのです。

この現象を考えてみると、やはり音の「間」というものに何か関係があるように思えます。私がメタルでカタルシスを覚えるとすれば、AC/DCにおいては前に進んでいる感じ、転がり感を得るんですよね。メタルにおいては心の中にたまった鬱憤を吐き出して、再びゼロに戻るという感じを私は得ます。しかし、AC/DCにおいては何かを吐き出すというより、何かを創り出しているという感覚が強いんですよね。AC/DCのことほめ過ぎですかね?

後でつけた理屈になってしまうかもしれないのですが、以下のように私は考えます。音の「間」がある曲というものは、聴き手に対して能動的な聴き方を促し、そこに流れている音楽に「参加」するように働きかけてくる。要するに、ライブであろうが、レコードであろうが、「いま・ここで」流れている音楽という体験世界をプレイヤーとリスナーが一緒に築き上げ、創り上げていく、というプロセスがあるのだと私は思います。毎秒毎秒共同作業で世界が創られて行くので、1秒前の自分より今の自分は前に進んでいる。それが「前に転がっている」という感覚を生むのだと思います。そしてそれが Rock 'n' Roll の Rollなのだと思います。

一方「音の壁」においては(一応断っておきますが、私はまだメタル大好きです、笑)、もうすでにプレイヤー側が提供する世界が出来上がっており、リスナーは自分がもっている鬱憤をプレイヤーの世界に重ね合わせ、溜まっていたものが吐き出されるというような感じがします。それだからこそ、カタルシスが得られるのでしょう。

以上のような事が私が考える Rock 'n' Roll の Roll であると思います。ちなみに冒頭のKeith Richardsは Honky Tonk Woman という曲を演奏していますが、これがすごい!ギターはディストーションどころの話ではなく、どクリーン。テンポも相当遅いです。「間」も空きまくり。でも疾走感がすごいのです!!!やはり私は、Rock 'n' Roll というジャンルは音楽の形態がどうというより、こちらが体感する「転がり具合」というものであると思います。

転がりを感じる曲:

AC/DC "Shoot to Thrill", "Hell ain't a bad place to be"
Rolling Stones "Honky Tonk Woman"
Little Richard "Keep a knockin'"
Guns 'N Roses "Anything Goes"

そしてなぜか、
井上あずみ 「となりのトトロ」
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私が憧れていることについて

人生で初のブログをはじめてみました!

ブログのタイトル「カウボーイの涙」とは私の造語です。意味が分からないですよね?説明させてもらいます!うまく説明できるかな?

私は中学生の頃、とにかくモテたくてギターを始めました。まあ、結論から言いますと全然モテなかったのですが!(笑)。とにかくロックンロールバンドは楽しくてしょうがなかったので、ずっと続けていました。高校生のときはコピーバンドオンリーだったのですが、色々な音楽を聴きました。色んな音楽を聴いていると、その中でも「音」のみならず、「色」や「におい」、さらには「感触」などと言った様々な感覚が刺激されるものがあります。私がロックという文化に興味を持ったきっかけがかの有名なBOOWYでした。ミーハーですみません(笑)。氷室京介のファーストアルバムの最後に収録されいている「独りファシズム」という渋いブルーズを初めて聞いたときには、その音から何か「セピア色」を感じました。奇妙な表現ですが、「セピア色」の「におい」がしたという感じだったのです。まさに妄想ワールド!(笑)。それまではロックを聴くと言うことで得られる「ステータス」的なもののみを追求していたと思います。しかし、私は「独りファシズム」に出会うことにより、音楽には「奥行き」があることに気づきました。そして自分自身が別の次元に開かれていったと思います。しかし、一方では女の子にモテるために「カッコイイ」ロックンロールを演奏することに必死になっていました(笑)。

その後も私は相変わらず演奏すればモテそうなロックを追及する毎日を送っていました。私の年代ではある種の「お決まり」だったのですが、高校時代はGuns 'N Roses(以下GNR)のカバーバンドをやっていました。しかし、そこでまた「色」や「におい」のする音楽に出会ったのです。全く有名ではないのですが、GNRのライブビデオの中では遊び的なノリでRolling StonesのWild Horsesという曲がカバーされています。本当にリラックスした雰囲気の中で笑いながらリードギターであるSlashと当時リズムを担当してたGilby Clarkeがクリーントーンで曲を演奏しているのですが、このとき再び「色」と「におい」を感じたのです。イメージとしてはずっと戦ってきたカウボーイが(カウボーイって実際戦わないかもしれませんが、イメージ的に、笑)夕日の中で一休みしているという感じです。夕日のオレンジと男の汗のにおいがしたという感じでした。ここでも私は再び音楽が持つ奥行きと、「立体性」を感じました。

そして私の人生の中で決定的な出会いがありました。17歳の夏にOzzy OsbourneによるRoad to Nowhereという曲に出会ったのです。これはOzzyがツアーから引退するときに書いた曲です(結局は復帰したのですが、笑)。この曲においてはOzzyの歌詞と、ギタリスト・Zakk Wyldeの力強くて雄大なギターが特徴です。この曲は、ずっと戦ってきたOzzyの前に果てしない「道」が続いているというニュアンスのものです。この曲を聴いたとき私はなんともいえない、優雅さ、力強さ、優しさ、暖かさを感じました。イメージ的には夕日のオレンジの「におい」がしました。そしてこのときは色、においに加え、力強く暖かい流れのような感触も味わいました。

このような体験を経て、自分がタフでないせいもあり、私はタフな男が戦ってきた後にホッとするような瞬間に憧れを持ちました。しかし、Wild Horses, Road to Nowhereという曲からはそのような安堵感のみならず、戦ってきた男の涙を感じるのです。私はそれらの曲には悲しみがあるから、奥行きや立体性を感じるのかな、と思います。そのような意味で私が感じたものを総称して「カウボーイの涙」と呼ばせていただきます。このブログでは「カウボーイの涙」をはじめとして、私が感じた様々なことを様々な造語と通してどんどん妄想させていただきたいと思います(笑)!

「カウボーイの涙」を感じた曲:

1.氷室京介 「独りファシズム」
2.The Rolling Stones "Wild Horses" by Guns 'N Roses
3.Ozzy Osbourne "Road to Nowhere"
4.The Allman Brothers Band "Soulshine"
5.Sheryl Crow "Run baby Run"
6.映画テルマ&ルイーズのサントラの曲 "Thunderbird"
7.ケイソン 「水玉模様」

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Author:アチョーT
大腸に食い込むクオーターチョーキングを探求するギタリストです。

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